同席の人のことを考え

そのテーブルには、40代中ば?の派手派手女性Sさんという人もいたが、
Sさん、M女史ともに、こんなご近所店なのに、細身のロングブーツ。御苦労さま。
他には、自治会長さん(65~70才?の女性)と、独身らしい55歳ぐらいの男性。
この男性は、小柄で色白、影の薄い、ほとんどしゃべらない大人しい人。
独身と聞いて、なるほど???と納得してしまうタイプ。
派手派手女性と、M女史が延々と話していたけれど、他の同席の人のことを考えると、
もっと共通の話はないの???と思ってしまったDermes

一瞬、私が席に入った時、自治会長さんに、「スローさん、ご趣味は?」と聞かれ、
「社交ダンスです」と答えると
M女史は即座に、「社交ダンスぅ~? あれって、男性とくっついて、キモチ悪いよね~」
私「そう? キモチ悪いとかではなくて、上手か下手かで、違ってくるけれど。
私の先生、20代!」
M女史「ダンスが上手な人と言えば、私の知ってる○○さんは、嵐や、NEWSや、???
(ジャニーズ系をずらずら列挙する)に振付を教えていて???」
またまたM女史の世界へと引っ張っていく。
あんな内容は、50代の男性も、70手前の自治会長さんも、全く知らないだろうと思うけれど、おかまいなし。
ガールズトークはそこそこに切り上げ、もうちょっと、周りの人の年齢、性別を考慮すればいいのに比堅尼脫毛

だが???
この50代独身男性は、このケバいM女史の話や身振り手振り、「ケバさ」がお好きなよう。
以前も、凝ったターコイズ?ブルーのストーンやヒカリモノを盛り込んだネイルを見せながら、
延々とウンチクを話す、M女史のネイルアートの話を、井戸端会議で、大人しく、聞いていたから。
全く接点はないけれど、彼にしてみると、楽しいのかも?
長い沈黙を破って、最後にひとこと、口を開いた彼の言葉は、こうだ。
派手派手Sさんに、「その財布、ブランド?」

私は、コケそうになった。
この人のアタマ、どういうナカミなんだろう、と、????思いあぐねた。
話を合わせているのか、(それにしても、唐突???)
はたまた、自分は地味の極みだが、実は派手好きで、ケバフェチなのか。
キャバクラにでも居るノリなのかなぁ~。
案外、ああいった男性が、結婚詐欺に引っ掛かるのかもしれない???などと(失礼ながら)思ってしまった。

M女史が、車で、送って行ってあげようかと、私に言ってくれたが、
「いいわ、いいわ、近いから」と(本当に近いし)断って、他の3人の人と歩いて帰った。
しばらくすると、その背後から、プァップァッと、クラクションの音。
振りむくと、ジミジミ男性を含め、何人かを乗せ、
M女史の運転する真っ赤なベンツが、颯爽と風を切って走り去ったpico 去斑